部活動に夢中、受験はだいじょうぶ?
(中3・男子の保護者)
いよいよ中学3年生になり、息子の高校受験を考えるようになりました。でも、本人は勉強が嫌いで、家庭学習に取り組もうとしません。本人に聞いてみると、部活動のほうが大切だと言っています。このままでは、受験にまにあわなくなるのではないかと心配です。塾などに通わせたほうがいいのでしょうか。
将来を見据えて、目標を立てましょう
子どもが中学3年生となり、受験に不安やあせりを感じてしまうのは、親として当然のことです。塾に通わせて、学校の勉強の補助をするのも一つの方法です。しかし、塾に行ったからといって、必ずしも結果が出るものではありません。やることばかりが増え、学習に追いつけなくなったという話も耳にします。
まずは、受験のことだけでなく、将来のことを含め、進路についてじっくりと話し合ってみてはどうでしょうか。ここで大切なことは、親の意見を押しつけるのではなく、お子さんの意志を尊重しながら話し合うことです。
なりたい職業や入りたい学校などの目標が定まれば、自分に合った進路選択ができますし、やるべきことも具体的になってきます。
お子さんが、部活動のほうが大切と言えるのは、部活動で目標をもって努力しているからだと思います。勉強も具体的な目標を立てることで、取り組み方に変化が見られるかもしれません。
また、文武両道という言葉もあるように、勉強と部活動は、どちらかを選ぶものでもありません。勉強についても、部活動の時のように情熱をもって取り組んでくれるといいですね。