算数がわからなくなってきた
(小5・男子の保護者)
息子が、このごろ勉強が難しくなってきたと言います。中でも、算数が理解しづらく、特に「割合」がわからないようです。どんどん難しくなっていく内容に、わたしもどのように教えたらいいかわかりません。このままわからない状態になってしまうのは心配です。家庭でできるいい方法はありませんか。
家庭学習や日常生活で理解の手助けを
まず、家庭学習を行う時に、どこがどうわかっていないか、お子さんと一緒に見直してみましょう。最初は大人が問題文を読んであげるとよいでしょう。問題文の読解ができていない場合でも、大人が読みながら問題文の意味を補足説明していくことで、お子さんは問題の意味を正確に理解することができます。次に、絵や図などを使って問題を整理させましょう。視覚的なイメージが問題の理解を助けてくれます。「割合」は実際の生活には欠かせないものです。そこで、お子さんと買い物に行った際に、「この服は、1割引きで買ったらいくらになるでしょう。」、「500円のお菓子が400円で売っている時、何割引きになっているでしょう。」と問題を出してみるのもよいかもしれません。「300円安くなるんだな。」とか、「これだけ安いなら買ってもいいかな。」など実生活と関連づけることで「割合」の大切さがわかると思います。
次のステップとして、教科書と同じタイプの問題の、数だけを変えて繰り返し解かせることが有効です。計算方法の定着にもつながります。問題集を与えることは簡単ですが、ちょっとした大人のアドバイスが、お子さんの意欲・理解につながります。