学校での子どもの様子を知りたい
(小5・男子の保護者)
わが家は共働きで、子どもとゆっくり話をしたり、つきっきりで勉強を教えたりする時間がありません。息子は、高学年になってから学校や友達の話をしてくれなくなりました。学校での勉強がどんな様子なのか、授業にちゃんとついていっているのか、気がかりです。
学習ノートは、子を知る手がかり
子どもたちは、学年が上がるにつれ、なんでも自分の力でやりたいという思いが強くなります。子どもの主体性に任せることも増える反面、学校での生活や学習の様子が見えにくくなり、親の不安は募りますね。そんな中、学びの足跡が記された学習ノートは、子どもを知る手がかりとなります。学習ノートには、文字の書き方、文章表現、学習内容、ノートの扱い方(破れ・落書き)、宿題の取り組み方や提出状況など、多くの情報が蓄積されています。ノートから学習だけでなく生活の様子まで見ることができますが、子どもたちは見せることが煩わしいと感じたり、叱られる材料になるなら見せたくないと思ったりします。
大人から見ると、もの足りない部分もありますが、子どもなりにがんばったところをたくさん見つけ、「丁寧な字だね。」「大切に使っているね。」「先生にも褒められているね。」などと伝えるとよいでしょう。どうしても言わなければいけないことがあれば、褒めたあとに「こうすると、もっといいよ。」とアドバイスします。このようにノートを「子どもを認める材料」「学校での様子を知る材料」として活用しましょう。学校生活の様子は家族の話題づくりにも活躍しますよ。