友達のお母さんから、息子が音楽の授業中によく注意を受けていると聞きました。先生の話を聞かなかったり、友達に話しかけたりしているそうです。理由をきくと、「音楽の先生が嫌いだから。」と言っていました。先生の好き嫌いで授業を受けないのはわがままだと叱りましたが、改善されないようです。

　なにか問題が起こった時に、頭ごなしに叱るのではなく、まず子どもに理由を尋ねたというのは、よい対応だったと思います。しかし、その後もお子さんの授業態度が改善されていないのは、心になにかひっかかることがあるのかもしれませんね。
　お子さんは「音楽の先生が嫌い。」と話したということですが、なぜ嫌いになったのか、どこが嫌いなのか、もう少し具体的に聞いてみてください。まずは、お子さんの素直な思いをしっかり受け止めて否定しないで聞いてあげましょう。もしかしたら、先生との間に勘ちがいや言葉の行きちがいがあったのかもしれません。
　万が一、その先生との間に確執があるならば、息子さんの心も傷ついているはずです。早めに担任の先生に事情を説明して、相談に乗ってもらいましょう。自分の気持ちを理解してもらえたと感じれば、もう少し素直になれると思います。
　しかし、どんな理由があるにせよ、授業中にクラスの友達の迷惑になるような行為はよくありません。授業中にしてもよいこと、いけないことをしっかり確認させ、授業態度を改善するように家庭でも教えていくことが大切です。