息子は友達とも仲よく元気に遊べるし、家庭でも特に手に負えず困るということはありません。
　ただ、書く文字が乱雑なことが気がかりです。本人は全く気にもとめていないので、こちらが言っても全く直す様子がありません。クラスの掲示などで人に見られる機会もあるので、心配しています。

　お子さんは、自分の字をあまり気にしていないようですね。文字について、自分が読めればよいと考えている子どももいます。
　一度、親子で文字を見直す機会をつくりましょう。客観的に文字を見させて、お子さんの文字のよいところや、直したいところを一緒に見つけましょう。それから、乱れた字は読みにくいことや、その字を読む人が書いた人のことをどう思うかを伝えてください。
　また、書かれた文字だけではなく、書いている様子も見てあげてください。筆記具の持ち方は正しいですか。持ち方によっては、筆圧が強くなりすぎたり、筆先がうまく動かせなかったりして、整った字を書くことが難しくなります。その他にも、書く姿勢や早さの他、とめ・はね・はらいなど技術的な部分も確認しながら、整った美しい字が書けるように励ましてあげましょう。
　丁寧に字を書こう、きれいな字を書きたい、と意識することで、文字の乱れも落ち着いてくるのではないでしょうか。たとえ、あまり字に変化が見られなくても、丁寧に書こうとしている姿が見られたら、その姿勢を褒めてあげてください。根気強く温かく見守りながら、寄り添っていく親の姿勢が、これからも大切だと思います。