家での勉強ができない
(小1・女子の保護者)
娘は、漢字や計算が苦手です。他の子に後れをとらないよう家で練習させていますが、すぐに他のことに気をとられ、長続きしません。1年生の内容でつまずくと、これから先も困るのでは? と心配です。集中力をつけるには、どうすればよいのでしょうか。
環境を整えて、学習方法の見直しを
これくらいの年齢の子どもは、集中できる時間が短いものです。今は、そこまで深刻に捉えなくてもだいじょうぶだと思います。まずは、学習する場所を決め、集中できる環境を整えてください。すぐそばに、おもちゃやテレビなど気が散ってしまうようなものがあれば、片づけましょう。また、保護者の目の届くところで一緒に学習できるのが望ましいですね。
次に、学習の方法を考えてみましょう。繰り返し学習は効果的ですが、繰り返す回数が多すぎると子どもが飽きてしまい、継続できません。初めは無理なくやりきれる設定をしておいて、徐々に回数を増やすとよいでしょう。「わかった」「できた」という実感が、子どものやる気につながります。できた時やがんばった時は、たくさん褒めて達成感を味わわせてあげてください。
また、日常生活の中で、気楽にゲーム感覚で問題を出しましょう。例えば、買い物中に、お菓子の数やおつりを数えることもできます。習った漢字を商品から探すこともできます。学習机を離れて親子で問題を出し合うことで、子どもにとってはふだんの勉強とは違う楽しさを感じられるはずです。身近なところから取り組んでみましょう。