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基本的生活習慣などに関すること
礼儀をわきまえない(中3・男子)
Q
礼儀をわきまえない長男のことについてです。わたし自身、しつけに対する信念がなく、人に言われるままに子育てをしてきました。その結果か、長男に思いやりや感謝の気持ちが見られず、権利ばかりを主張するようになりました。近ごろでは、親のわたしたちばかりでなくよその方へも、おうへいな態度をとるのです。こんな調子では、将来、よい人生を送れないのではないかと心配しています。
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A

長い間保たれてきた日本の伝統的なしつけも、終戦で混乱し、今ではしつけに対する考え方も多様化してきました。そんな中で、周りのすべての人からほめられるような人格づくりをすることは大変なことで、子育てに熱心な人ほど、とまどいを感じられることと思います。

しかし、放任するわけにもいきません。オオカミに育てられたヒトは、人間の社会に入ることができなくなってしまったように、しつけは人の一生を左右する重要な役割を担っています。その時代、その社会に適応できるような子育てをすることが、親の責務であることは言うまでもありません。

一般社会においても、人格に対する平等感がほぼ定着しました。そんなときに、相手の人格を無視するような言動は、やはり反社会的であり、ご心配なさる気持ちも理解できます。ご質問の内容から察すると、将来の見通しができ、深い愛情をおもちの親ごさんのご様子なので、お子さんのこの態度は、一過性のものではないかと思われます。ですから、ここから先の無礼は許さない、という一線を引き、その線を越えたら、ためらわずにしかってください。

また、礼儀にかなうことがあったら、どんどんほめてやってください。しかられ、諭されながら、徐々に社会に適応していきます。そして「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざのように、知識が増え幅広い考えができるようになれば、他者への感謝の気持ちも、また相手を思いやる優しい心づかいも生まれてきます。そうなれば、おのずとおうへいな態度もなくなります。

複雑な現代社会だからこそ、よけいに人間関係が大事です。心と心の結び付きは、互いに人格を認め合う中で生まれ育つもの。そのことが多くの友人を得ることでもあり、楽しい人生を送ることにもなります。かわいいお子さんの幸せのために、今からでも遅くありません。信念をもって、一貫した態度で接していくことが大切です。

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