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Q
歯並びの矯正は必要でしょうか
(小5・女子の保護者)
 娘も乳歯から永久歯へ、ずいぶん歯が生え変わってきたと思っていたら、上の歯が八重歯になって生えてきました。
 学校の検診でも、「歯並びに少し問題あり。経過観察を要する。」というお知らせが来ました。矯正治療をしたほうがいいでしょうか。

A
かかりつけの歯科医に相談を
 近年、顎の小さい人が増えているといわれています。顎の大きさに対して歯が大きく、永久歯が生えてくるスペースがない場合、八重歯になったり、歯が重なるように生えてきたり、斜めに生えたりします。
 歯並びが悪いと歯が磨きにくいため、虫歯や歯肉炎になりやすいので、注意が必要です。口の中は唾液によって、自然に歯の汚れを落としていますが、歯がでこぼこしていると唾液の流れも妨げられるので、丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
 体の成長とともに顎も大きくなるため、成長期に顎の骨をしっかり発育させることが大事です。顎の発達のためにかみごたえのある物をゆっくりかんで食べるなど「よくかむ」習慣をつくりましょう。
 学校の歯科検診では、平成七年度から検診項目に「不正咬合(こうごう)」と「(がく)関節」が加わり、虫歯・歯肉炎・歯並び・かみ合わせ・顎関節症について保護者へお知らせしています。
 お子さんの場合、まずかかりつけの歯科医に相談してみてください。そこから矯正の専門医を紹介されることもあります。治療を開始するかどうかは、説明を聞いてから判断すればよいので、まずは相談してみるとよいでしょう。

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