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Q
傷を乾かさないで治す方法って?
(小1・女子の保護者)
 最近、薬局で傷を乾かさないで治すためのばんそうこうを見かけます。「傷痕が残らず、きれいに治る」とありますが、普通のばんそうこうとどう違うものなのでしょうか。
 娘もよく転んでけがをします。将来のことも考え、傷痕が残らないで治る方法があればと思い、気になっています。

A
自分で治そうとする力を高める治療法です
 低学年のうちは転びやすく、膝の擦り傷が絶えない子も少なくありません。いつまでも傷口が乾かなかったり、おふろに入る時にしみたりすると大変です。
 そんな時、「きれいに治る」「早く治る」などの宣伝は魅力的に映ります。これは、傷を乾かさないで治すことから、湿潤療法と呼ばれます。水で傷口をしっかり洗ったあとは、消毒をしないでこのばんそうこうを貼り、そのまま数日間貼り替えず、傷が治るのを待ちます。
 通常、けがをすると、傷口から血の他にも、体液が出てきます。この体液が自然治癒に役立ちますが、湿潤(しつじゅん)療法では、この体液を保つことで自分で治そうとする力を高めています。
 しかし、十分に水で洗えていない傷や動物にかまれた傷、既にかさぶたになっている傷など、適さないものもありますので、使用上の注意をよく読みましょう。また、一度傷口を消毒した場合も使えません。
 湿潤療法でもそうでなくても、傷口についている砂や土などの汚れを流水できれいに洗い流すことは同じです。そのあとで、けがの部位や程度によって普通のばんそうこうと湿潤療法のものを上手に使い分けるとよいと思います。

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