歯磨きを嫌がって自分でやろうとしない
(園児・女子の保護者)
娘は歯磨きをめんどうくさがり、自分でやろうとしません。今は、本人がまだ小さいこともあり、毎日寝る前に磨いてあげています。これから永久歯に生えかわると思うと、とても心配です。なんとか自分で歯磨きをする習慣をつける方法はないでしょうか。
目標時間を決め、毎日続けましょう
個人差はありますが、乳歯は六歳前後に抜け始めます。歯磨きは、子どもにとっては楽しさを見いだしにくく、やり方も複雑なので、自分でするのを嫌がることもあります。生えかわったばかりの歯は、未完成で柔らかく、虫歯になりやすいと言われますので、この時期の歯磨きは特に重要です。子どもが自分で歯磨きをしない場合は、保護者が磨くようにしてください。まずは、自分で磨くことに少しずつ慣れさせましょう。本来ならば3分以上磨くのが好ましいのですが、初めのうちは短い時間でもよいので、目標時間を決めて家族と一緒に毎日続けましょう。目標が達成できた時には、大いに褒めてあげてください。お子さんの好きな音楽を流して磨くようにすると、長い時間でも楽しくできますよ。
そして、お子さんが自分で磨いたあとは、保護者のかたの出番です。慣れないうちは磨き残しもありますので、仕上げ磨きをしてあげましょう。膝枕をすると、磨きやすくなります。
また、歯科医院で定期検診を受けると、歯磨き指導をしてもらえます。保護者にとっても勉強になりますし、そこで褒められれば子どものやる気にもつながります。