子どもたちだけで深夜に初詣
(中2・女子の保護者)
娘が、「大みそかは、仲よし4人で友達の家に泊まる。年が明けたら、近くの神社にみんなで初詣に行く。」と言いだしました。いくら近所とはいえ、子どもたちだけで深夜に出かけるのは心配ですし、なにより先方に迷惑がかかることが気がかりです。
他の保護者と相談して共通認識を
冬休みは、ふだんできないことを体験するにはよい時期ですが、子どもだけで話が進んでいるようで心配ですね。学校でも、特別な事情がなければ、子どもたちだけでの外泊は認められていないと思います。大掃除や年越しの準備をしたり、親戚の家へ挨拶に出かけたりと、年末年始の過ごし方は家庭によってさまざまです。子どもを受け入れるご家庭に迷惑をかけることも避けたいですね。自分の家庭での年末年始の予定や、他の家庭では違う過ごし方があることを踏まえ、お子さんと話し合ってみましょう。
また、深夜の初詣は、大人が同伴するべきだと思います。地域の行事や季節のイベントは、自主性や社会性を育む機会になるので、積極的に参加させたいものです。しかし、初詣の混雑や子どものお年玉を狙った犯罪が起こりやすいので、時間・場所・参加方法などには、十分な配慮が必要です。
いずれにしても、それぞれの家庭で考え方や教育方針が違いますので、保護者どうしで連絡をとり合い、どうすると子どもの成長によいかを相談し、共通の意識で対応できるとよいですね。いけないことにはいけないと言う態度も必要です。娘さんの思いもくみながら、納得できるよう話しましょう。