中学校の校則、細かすぎない?
(中1・男子の保護者)
先日、子どもが色つきの靴下で登校しました。すると、夕方に担任の先生から電話があり、「靴下は白でお願いします。」と言われました。小学校では問題視されなかったようなことが、中学校では厳しく見られ、校則が細かすぎるのではないかと、親としてもとまどっています。
トラブルを防ぐため設けられています
中学校では、小学校に比べると校則が細かくなることがあります。そのため、子どもや保護者がとまどったり、これまでどおりで問題ないと判断したことが通用しなかったりすることがあります。小学校と中学校では、子どもの成長段階に応じ、教育方針に違いがあります。小学校では、基本的な生活習慣を身につけさせることを重視しています。中学校では、卒業後、社会に出る生徒もいるので、社会のルールやマナーを守ることも指導していかなければなりません。社会勉強の機会でもあります。家庭でもルールを意識させることが大切です。
最近、社会のルールを守るという「規範意識」が低いことが原因で、トラブルが起こっています。トラブルを防ぎ、みんなが安心して落ち着いた学校生活を送ることができるよう、それぞれの校則には意味がこめられています。小さなことだからといって見過ごしていれば、服装もだんだんと華美になり、学校生活が乱れていく心配があります。
学校のきまりについては、入学前の説明会の他、入学後もさまざまな指導の場で伝えられているはずです。それでも、わからないことや気になることがあれば、学校に直接尋ねるのもよいでしょう。