お年玉、好きに使わせる?
(小6・女子の保護者)
今年、娘が親戚からもらったお年玉は、総額で3万円ほどになりました。毎年、貯金していましたが、今年は、「お年玉を自由に使わせてほしい。」と言いだしました。3万円もの金額を子どもに持たせるのは早すぎると思いますが、どのように娘に言いきかせればよいでしょうか。
家庭での金銭教育の機会に
お年玉をもらった子どもが「自分がもらったお金は、好きに使ってもいい」と主張することがあります。しかし、子どもに全て渡してしまうのは心配ですね。そこで、家族でお金のことを考える機会をつくってはどうでしょうか。「お金は、大人が働いて得たものである」「おこづかいもお年玉も、お金の使い方を学ぶために大人から預けられている」という認識をもたせましょう。限られたお金の中で何を買うのかを考え、貯蓄することも大切です。このようなことを教えつつ、まずは、お年玉としてもらったお金のうち、いくら必要であるかを考えさせ、お金を使う計画、ためる計画を立てさせましょう。子どもに浪費させないためには、「みんなが持っているから」「はやりものだから」という理由で買うのを避け、本当に欲しいものや必要なものだけを買うようにさせたいですね。
お金は手もとにあると、つい使ってしまうものです。また、子どもがたくさんのお金を持ち歩いていると、思わぬトラブルに巻き込まれるおそれもあります。
日頃のおこづかいの金額も含め、改めてお金の使い方について見直すきっかけになるとよいですね。