片づけができない
(小4・女子の保護者)
娘は片づけが苦手で、机の上だけでなく、部屋中が本やおもちゃで散らかっています。わたしが片づけても、すぐに元どおりです。何度も口うるさく言うと、片づけ始めるものの、引き出しに物を押し込むようなやり方で、きれいになったとはいえません。
「片づけの日」を決めるなど習慣化を
片づけが苦手な子どもは多く、学校では、整理整頓の仕方にルールをつくったり、机やロッカーを片づける時間を設けたりすることもあります。片づけのポイントとしてよくいわれるのが、使わない物を捨てることです。まずは、部屋に散らかっている物を1か所に集めましょう。大人がいらないと思っていても、子どもにとっては大切な物もありますので、子ども自身に「使う物」「使わない物」「使わないけれど捨てたくない物」に分別させます。
物が減ったら、いよいよ収納です。しまう場所を相談しながら、お子さんと一緒に作業していきましょう。基本的には子どもが決めた場所に配置しますが、よく使う物は取り出しやすい場所に置くなど、使いやすさを考慮してアドバイスできるとよいですね。片づけた達成感や使いやすい収納の便利さを味わえば、お子さんも片づけの大切さに気づくことができるのではないでしょうか。
そして、いちばん大事なのは、きれいな部屋を保つことです。使ったら戻す習慣を身につけさせ、「毎週〇曜日は片づけの日」などと決めて継続させるようにしてください。
子どもは大人の背中を見て育ちます。家族も一緒に片づけを心がけましょう。