「めんどくさい」が口癖の息子
(小5・男子の保護者)
息子は最近、「めんどくさい」が口癖です。勉強や片づけをせず、毎日ぼうっとやる気なく過ごしています。嫌なことから逃げる人間にはなってほしくないと思い、注意をしていますが、ふてくされるだけで効果がありません。今後、どのように息子と接していけばよいでしょうか。
肯定的な言葉づかいで温かい親子関係を
勉強や片づけなど、自分の身のまわりのことに対して、自分でしっかりやれる子になってほしいというのは、どの親御さんにも共通する願いだと思います。しかし、気になる行動を改めさせようと思っても、叱ってばかりでは「大人は文句を言うだけで、ちっともわかってくれない。」とお子さんの気持ちが離れていき、やる気や素直な気持ちもますますなくなってしまいます。まずは、ぼうっとすることも、お子さんにとっては必要な充電だと考えてみてはいかがでしょう。そして、声をかける時には、「○○しなくちゃだめでしょ。」「○○もできないなんて。」という否定的な言葉ではなく、「○○するといいよ。」という肯定的な言葉を使うことをお勧めします。たとえ親から見て満足のいく状態ではなかったとしても、「○○ができるようになったね。」「○○してくれてありがとう。」などと、ほんのわずかでも褒めるように心がけてください。
どの子もやる気は必ずもっています。親の価値観とは異なるかもしれませんが、それを信じてあげてください。お子さんが、親に理解してもらえている、受け入れてもらえていると感じるような親子関係をつくっていくことが、大切ではないでしょうか。