きょうだいげんかをやめさせたい
(小2・男子の保護者)
小学校2年生と幼稚園年長の息子がいますが、いつもけんかをしています。上の子には、なぜけんかになったのか原因を考えさせたり、下の子には、「こうしなきゃだめだよ。」と言い聞かせたりしています。それでも、しばらくすると、またけんかが起こります。けんかをやめさせるには、どうしたらよいですか。
それぞれの言い分を受け止めましょう
年の近いきょうだいがいれば、けんかが起こるのは当然です。毎日のけんかで、うんざりしている保護者のかたも多いようですね。まずは、親がふだんから公平に扱い、スキンシップを図るなど「あなたたちのことを大切に思っている」という気持ちを伝えましょう。小さい子の場合、満たされない気持ちが、けんかの原因になることもあります。
また、けんかには、それぞれ思いや言い分があります。けんかが起きたら、きょうだいそれぞれに経緯や言い分をよく聞き、どちらのお子さんの気持ちも一度は受け止めるようにしましょう。
そのうえで、「どんなことがあっても手を出さないこと」や、上の子には「下の子はまだ小さいから、譲ったり守ったりしてあげる必要があること」、下の子には「してはいけないこと」「わがままを言わないこと」など、親の思いを伝えるようにしてください。
お子さんはどちらもまだ小さく、けんかがなくなるまで時間がかかるかもしれません。しかし、きょうだい間でうまく問題が解決できるようになれば、他での人間関係にもよい影響があるはずです。お子さんの成長を長い目で見て、けんかも社会性を養う体験だと肯定的に受け止めましょう。