仲よしの子が転校、友達づくりが心配
(小1・女子の保護者)
幼稚園の頃から仲のよかった友達が転校してしまいました。下校後もお互いの家で遊び、姉妹のように接していたので、娘はショックを受けています。この頃、学校がつまらないと言い、朝ぐずぐずしていることもあります。友達づくりがうまくないので、これからが心配です。
子どもの成長のため見守る姿勢も大事
小学校の環境にも慣れ、楽しく生活していた時に、友達が転校してしまい、とまどいも大きかったと思います。まずは、お子さんが前向きな気持ちになれるようにサポートしましょう。転校した友達のご家庭と連絡がとれるようなら、休日に遊ぶ約束をして、楽しみをつくるのもよいと思います。家庭では安定した気持ちでいられるよう、明るい雰囲気で話を聞いてあげることが大切です。自分の思いを人に伝える経験を積んで、自信をもたせてあげてください。子どもは、さまざまな経験を通して学び、成長していきます。それは、勉強に限らず、人間関係も同じです。手助けが必要なことも多くありますが、ときには「今、娘は自分で乗り越えなければならない壁と向き合い、学んでいる」と考え、見守る姿勢も求められます。しかし、現在のような状態が続くのであれば、担任の先生に相談してください。学級内の人間関係を把握しているので、席替えや班編制を工夫するなど、きっかけづくりに協力してもらえるはずです。
また、PTA活動や参観日を通して、親どうしの交流の輪を広げておくことも有効です。イベントがあるときはすすんで参加し、親子で友達づくりをしてはいかがでしょうか。