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人間関係に関すること
息子が友達の悪口を言う(小4・男子)
Q
息子の同級生の親ごさんから、お小言をもらいました。息子が悪口を言うので、そこのお子さんが学校へ行きたくないと言って困る、という内容です。息子にそのことを問いただすと、悪口を言ったのは事実でした。でも、ぐずぐずしている子だし、悪口を言ったのは息子だけでなく、いじめる意識もなかったようです。親としては、強くしかる必要はないと考えますが、どう指導したらよいでしょう。
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A

ご質問から、お子さん自身も、親のほうも、「それほど悪いことをしたとは思わないのだが。」といった意識がうかがわれます。「たかが悪口くらいで。」という考えは、自分本位の考えです。お子さんを指導する場合、相手の立場で考えることが前提です。

ある地区で、小4児童375名を対象に行った意識調査があります。「あなたの考えるいじめはどれ?」という質問で、いじめの様態に関する10数項目の中から該当するものを選ばせました。その結果、次の項目が上位3つで、5割以上の児童が選択しました。

「ばか、トロ。」などの悪口を言われる。
あだ名で呼び捨てにされる。
言ってほしくないことを言われる。

このことは、ほかの人から「自分がどのように言われるか」が、大人同様、子供にとっても自分の存在感にかかわる重要な問題であることを示しています。悪口は、その人の存在の否定に通じます。「互いに認め合い、尊重し合う」温かい人間関係を築く立場からは、悪口は決して許されないと思うのです。

今回のことは、人には自分と違う感じ方もあるのだということを知る機会にもなります。「ぐずぐずしていること」は、確かに「その友達にがんばって直してほしいこと」です。でも、そのことは、そのまま悪口を言って悲しませてよいという理由にはならず、ただの口実でしかないと感ずるべきです。このように感じられることが、相手の立場にたって考えるための前提になると思います。

お子さんは、少々の悪口にもへこたれない子かもしれません。でも、「本当に強い子は、相手のことをどれだけ考えてあげられるかで決まる。」ということを教えてあげてください。お子さんの今の強さに磨きをかけることに通じると思います。

今回の出来事を親子で考える機会として生かすことは、相手のお子さんを応援し、友情を深めることにも通じると思います。

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